症例ブログ 2016年02月分

薬の副作用が疑われる症状

「下腹が痛くて熱が出て身体が重くだるく動けない」と仕事を休んだ55歳 男性。奥さんに強硬に説得されて来院、こんな症状に効くのかと半信半疑の顔。

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整骨院で治療を受けても治らない坐骨神経痛(64歳女性)

64歳女性の坐骨神経痛を3回で激痛除去。

今年になってから時々、台所で立ったままでいると左足が突っ張り始めて、やがて痛みだすことが出ていたが1カ月前から痛みがひどくなり家事も畑の世話もままならないという。整骨院で治療を受けているが全く効かないとのこと。

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「結脈」(不整脈)を考察する―93歳翁の予防治療に寄せて―

古人は結脈とは「おそく、緩くぞ往き来るなり。むすぼれては時に止まる」脈状を言っている。現代的には律動的でない脈、不整に打つ脈状である。

健康体であろうと思われる老若男女にも表れることがありその病態把握には細心の注意が必要である。死に至るものから日常生活に何ら差支えがないものまであるが、しかしないに越したことはない。

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しゃがみこんでしまうほどの胸痛(62歳女性)

2月24日(水曜日)

2日前友人と立ち話中に突然、胸の真ん中がつかまれるように痛くなってうずくまってしまった。2〜3分すると落ち着いて何とか自宅に帰れたが、昨日今日と激痛になったり鈍痛になったりしながら洗濯さえままならない。1年前にも同じようなことがあって病院で心電図も含めて検査したが、異常は見られなかったという。

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歩くことも出来なくなった座骨神経痛

72歳男性、10日前の昼から突然腰が痛み始めたという。左腰に激痛が走り、歩くこともできなくなって抱えられて整形外科に走ったとのこと。骨には特に異常はないという診断で、痛み止めと湿布をもらって帰り、その足で近くの鍼灸院に行って昨日までに4回の治療を受けたという

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「養生のはり」結脈を治す〜118歳を目指して

93歳 書道家 男性

今日も体調はいたって良好である。月1回から2回「脈を整えてもらいに来ました」と来院する。かな文字の世界では日本で5本の指に入る高名な書道家である。東京・福岡など毎月のように自分で切符を取って一人で指導に出向いているという。あと25年は頑張るとの意気込み。現在が93歳だから25年後というと118歳だ。

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救急車を呼んでしまった激痛

早朝、突然下腹部に激痛がはじまり、我慢できずに救急車を呼んでしまったという52歳女性。腹部エコー、点滴などの後、「まだ痛い」と訴えているのに痛み止め、抗生物質、消化剤を渡され「様子をみましょう」と帰されたという。

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治らない気管支炎の正体は?

70歳女性、10日前に風邪をひいて病院を受診したがなかなか良くならない。熱は下がったが呼吸が苦しくて動作が思うようにならない、とタクシーで1万円もかけて来院。本人は風邪のため気管支炎が治らないのだろうと思っていたという。

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産婦人科処☆漢医堂

2月20日土曜日、はり医術処・漢医堂はまるで産婦人科であった。妊娠中で安産治療患者さんが2人、不妊治療が2人、そして不妊治療見事成功で生まれた生後6か月の赤ちゃん連れが1人と、まるで産婦人科医院の待合室の様相を呈していた。

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インフルエンザの治療でタミフルに勝ちました!

風邪といっても千差万別、様々な症状が現れるものである。家庭で治そうとして医院に行ってもなかなかすっきりしない場合が多いが、氣鍼医術にとって風邪は得意病症のひとつです。「証」を正確に立てることが有効。

首筋、腕など表陽部位を寒湿の邪が犯せば「肺虚」の風邪になると考えられるし、寒泠の邪が骨にまで入り込むほど冷えると「腎虚」証になるのが定則です。

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手術直前の腰椎間板ヘルニア(37歳男性の治療例)

10月25日朝。

ハードな出張研修が終了したその翌日から腰の激痛としびれで立てなくなってしまった。Aクリニックに入院、治療、しかし1ヶ月過ぎてもなかなか良くならないので12月6日に手術決定していた。ところが手術予定の3日前に寝返りができるようになり痛みも軽減してきたので「手術しません。このまま様子を見ます。」と宣言して退院してしまった。その後10日間はロキソニンで痛みを止めながら過ごしてきたが、知り合いの紹介で「何とかしてください」と来院。

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ノロウイルスによる下痢・嘔吐・高熱の患者例

Hさんは大阪の娘宅に行き下痢気味の1歳半の孫の世話をしたという。ところが次の日、お腹がしくしく、むかむかし始めたという。そして同時に娘からの電話があって孫をクリニックにつれて行くと「ノロですね」と診断されビオフェルミンをわたされたという。「薬はないから体力をつけてゆっくり寝てください

と言われたという。ちなみにこのHさんは孫のおむつのはみだしたうんちを処理したという。

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54歳女性、股関節の激痛の原因

3日前、起床時に左股関節に激痛が走り、通勤時にも足を引きずりながら階段をあがっていたという。しかし本日の主訴は、股関節の痛みはなくなったが左肩首から左偏頭痛、特に左背中から腰に鈍痛があり、しんどくてしんどくて会社を早退しての来院。

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気鍼医術における難経六十九難の臨床的運用解釈

*失われた竹帛(ちくはく)を加えるが如く

六十九難曰. 經言 

虚者補之 實者瀉之 不虚不實以經取之 何謂也 然 

*虚者補之 虚者補其母 

*實者瀉之 實者瀉其子 當先補之 然後瀉之  不實不虚 以經取之者 是正經自生病 不中他邪也 當自取其經 故言以經取之  

<<臨床的解釈>>

虚する者は之を補い、実する者は之を瀉す、虚せず実せずんば経をもって之を取るとはなんの謂ぞや。然るなり、虚した之の経をまず補い、次に其の母経を補う(その際、取穴は病症にかんがみ五行穴から選択する。ただし、氣至れば、その数を問うことなし)。

実のとき、之の経の邪を瀉し、足らずば、其の子経の邪を瀉す(その際、取穴は病症にかんがみ五行穴から選択し、邪の種類に合わせ手技を選択する。ただし、邪、除かれれば、その数を問うことなかれ)。

「氣鍼医術」では六十九難の臨床的解釈を以上のように考え実行している。 

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38歳不妊治療中の女性の治療例

2月4日(木)に初診

全身むくみ、心包虚肺腎実証 

治療後尿意催し、 患者着のままトイレに直行

今までにない多量な尿が出た。

腎実証の特徴は, 臓器そのものに悪露がたまっていること。

 

明日、移植だという。

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子午鍼法と本治法の関係

経絡治療で言う本治法における使用する穴は両側とも使うのか。ある経絡治療の大家と思われている方は「私はケチではないので両方を補います」などと公開治療の場でおっしゃった。

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子午治療との出会い

30数年前になりますが、福島弘道先生の「東洋はり医センター」で修業中の頃、「子午治療」と呼ばれていて「飛び道具」つまり標治法の一つで「補でもなく瀉でもない気血の滞りを流す」という定義で使われていた治療法が「子午治療」であったと記憶しています。

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