ギックリ腰!腰の激痛・足裏痛・下腹部痛までが同時に発生

44歳 女性 会社員

経過 (9月1日木曜)

朝から荷物を何個も運んでいる時にギクッと腰に激しい痛みが走ったという。同時に右足裏にしびれ痛みが走り、ふくらはぎがつりそうになったという。自分も腰痛持ちの上司が手持ちのロキソニンをくれてまだ頑張れという。仕方ないので服用しながら仕事を続けていたら午後から痛みが我慢できなくなって早退してきたという。

治療

身体全体が左に傾いて足を引きずりながらベッドまで来た。座位にて治療

座位にもいろいろある。軽い腰痛ならベッド本体に足台を置いて座る。しかし今回はベッドに向かって椅子に座り手をついた姿勢で手早く「子午診断」「奇経診断」を的確になし、そのまま本治法をやらなければいけない。標治法もしかりである。

同じ姿勢が長いと急性ギックリ時は最悪の事態をまねく事がある

奇経診断

右陥谷―左合谷

心包虚腎虚証左から栄火穴使用

標治法

患部に補瀉を考えながらの気鍼の①から②であるから1ミリ前後の深さである。10分で痛みが半減したところで治療終了とした。6割痛みが取れていれば良しとして撤退しなければいけない。これ以上の継続は蛇に足を書くことになる。

腰にテーピングとシップを添付してそうっと帰ってもらうつもりが、歩きはとても軽くなったといって片足あげて靴ひもを触ろうとしたから「こりゃそれはだめだ!油断しちゃだめだよ!」思わず大きな声になってしまった。患者さんは言い聞かせないと油断して逆戻りなんてことはざらにある。こんな時は24時間絶対安静が基本。じわじわと24時間で本治法が患部を治していくのだ

2日目 午後 朝から痛みがほとんどないと嬉しそうに喜んでいた。同様の治療

3日目 良好なので朝から家事をしっかりこなしてきたという。だから少し重い部分はあるという。

同様の治療で帰りは全く症状なし。これで明日の日曜日ゆっくりすれば来週は出勤できるでしょうと腰痛治療終了

考察

急性ギックリ腰治療には大切なコツがある。

  1. 患者が一番楽な姿勢で治療をすること。今回はベットに向かい手をついて支えながら椅子に座る座位が一番楽であった。
  2. 腹臥位は慢性腰痛には行けるが急性には予後不良が必ずでる
  3. 側臥位は慢性にはやれるが急性には抱き枕をさせるなど用心
  4. 着替えなどさせずに手足と幹部が出ればいいのである。
  5. 手足の要訣に子午診断・奇経診断を的確にやりやすい姿勢で
  6. 本治法を的確に素早く
  7. 標治法も軽く素早く
  8. 5分10分が勝負である

 

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