尿路の悪露蓄積からくる腰痛

 43歳 女性 パート

「今日は腰が痛くて来ました」といって左腰部からわきにかけて手を置いて

重ーい感じ」と訴えた。「うん?」腰に手をやってからわき腹にかけての動作が明らかにただの腰痛ではない。

 

子午診断

左腰からわきにかけては左胆経の変動であるから、右心経の通里に金10番を補的に充てると明らかに脉が締まる。右心経虚が絡む本治法の証を推測する。心虚腎虚証・心虚肺腎実証・腎虚心虚証である。

腹気鍼診断

中脘・気海が実を呈した。そして巨闕と右期門が虚を示した(脉締)。

奇経診断

左臨泣-左後谿で脉締を確認した。そのことから心虚肺腎実証右からが確定できる。

治療

右少海・右曲泉を丹念に補う。左瀉法尺沢に加圧瀉法 左腎経の照海あたりのキョロ圧痛部に4・5ミリの雀琢加圧瀉法を加えた。この肺実と腎実の瀉法が大切である。

手技のあとに必ず腹気鍼診断6穴の中脘・気海の実が消えることを確認しなければ瀉法手技が完了したことにはならない。特に腎経実の瀉法が成功裏になされると見事に尿意を催し尿路結石が排泄されるのだ。少なくとも尿量が増え悪露を排泄するのだ。

 

この患者も良く聞くと、このところパートの仕事が忙しくてやや暑さも少なかったので水分摂取が少ないなと思ってはいたという。そのうえトイレの回数も我慢しなが仕事をしていたらしい。

もちろん帰りはすっきり顔で、明日は運動会だから鍼灸好きの中学1年の息子も一緒にと3日後の予約をして帰って行った。

 

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