氣鍼医術用語解説:「脉締を得る」とは、「良脈」とは

今まで症例の中で頻繁に使っていた「脉締(みゃくてい)を得る」、「良脈(りょうみゃく)」という言葉について、遅まきながら簡単に説明させていただきます。

「脉締(みゃくてい)を得る(える)」

氣鍼医術では「脉締を得る」という言葉は治療過程上、最重要な位置を占めている。それは治療の全工程においての「はりのドーゼ」に関しての良否・適否を判定する概念だからである。

 

例えばそのツボが合っているかどうか。またその鍼の深さが果たして何ミリが適当なのかどうか。そのことが「脉が締まる」ことで確実に診断できる。

 

標治法におけるはりの深さを勘や経験で決めるのではなく、一番脉が締まる位置で決定できるのである。本治法でもしかり、選経選穴があっているかを「脉締を得る」ことで確実に判断できるのだ。

 

本治法にも標治法にも不可欠な概念である。

「良脈(りょうみゃく)」

一言で言うと、治療終了時における治療成功の、最高に良い脉状のこと。

 

つまり病苦を除去するための自然治癒力が最高に高まった、とても良い脉状のことである。そして拙著「鍼術指南極意」では次のように定義している。

 

「良脉(りょうみゃく)」とは「中脉(ちゅうみゃく)よりやや下に在り、細く締まり、艶と和緩(わかん)と、時季脉(じきみゃく)を帯び、滑らか、且つ、律動的な脉状」と定義している。

 

換言するに、「良脉(りょうみゃく)」とは「胃の氣」が充実した脉であり、力強い「生命力」そのものをあらわしている。この生命力を最高に高めることが、「氣鍼医術」の最大の目標であり、それゆえに病苦・病症が除去されるのである。

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