強度の寝違い

17歳 高校生 女子 

3日前の朝起きから首が痛くて動かせないので整形外科に行った。「骨には異常がないから痛み止めを飲んで様子見ましょう」と言われ学校を休んでいるが、全くよくならないといって来院

問診

座位のまま首の可動域を診た。右廻旋⒑度で右肩・右背中・右後頭部に痛みが走る。

左廻旋10度で左首・肩に痛み。前屈はうなずく程度でも痛む。後屈ほとんど動かせない。

聞くと板の間の絨毯の上で寝てしまったそうで、朝起きようとしたが全く動かなくなっていたという。強度の寝違えである。

この子は過去に中学時代ソフトボール部で顔面にボールが直撃して鼻が折れたことがあったそうで、1年前に片頭痛の激痛を治したことがある。今回の寝違えも過去の「むち打ち病症」を経過しているから強度な発症のしかたになったのだろう。

治療

座位における子午診断の段階で廻旋動作は半分改善していた。奇経診断のNS添付段階で7割改善。最後に督脈の標治法で9割治ってしまった。

子午診断

頸椎病証は督脈の変動が多いのだが今回は出なかった。肝経の太衝に金10番を当てたが左右とも全く締まらない。左右の肩痛みを三焦経の変動としてとらえ金10番を右公孫で脉締した。続いて右心経通里・右腎経照海で脉が締まった。

奇経診断

左外関・N―左照海・Sで脉締した。

脾虚腎虚証原穴使用右同側 

この本治の段階で7割動き痛みが楽になっていた。 

「痛み止めが胃に悪さしてるよ。飲んでとまらないならやめなさいよ」

標治法

頸椎2・3間にステンレス0番で5ミリ5・6間に8ミリそして最後に胸椎5・6間に強い圧痛がありそこに5ミリ刺入し、そのまま左右廻旋してもらうと笑顔で「楽ですー」で終了。

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