【症例】親子3人そろって体調不良

「親子3人して体調を崩してしまいました」と来院

①下の娘(小学2年生)は咳が出始めて2週間になり、今日も37度5分の熱で食欲なく咳が止まらない

②ママ(45才)も「3日前から咳が出始め頭痛がする」

③お姉ちゃん(小学6年生)は「体がだるく頭が痛い」

 

さて皆さんならどんな順番で治療を始めますか。

 

まず1番バッターは症状の激しい下の娘。母親が付き添って状況説明をしてもらいながら、ということになります。

脈状診

浮いてやや数、中位に弱い革脉を呈している。

 

ポイント)このとき風邪脉はもちろん誰でも診れる。が革脉を診、感じることができなければいけない。つまり邪実がまだしっかりとこの子の内部でうごめいていることに気がつかなければいけない。

腹気鍼診断

左期門・気海が締まり中脘・下脘がやや革(邪実)を帯びて浮く(この段階で証が推測できてしまう)。

奇経診断

右後谿・N―右照海・Sで脉締を得た(ここで確定診断ができるのである)。

「肝虚脾肺実証」左から経金穴使用

治療

ステンレス0番針にて左肝経の経金穴「中封穴」(補法中封)にそうっと補法を、次に左腎経の復溜穴にじっくり補う。さてこの次が大切。右脾経の商丘穴と右肺経の孔最穴に対する邪の処理を適切になされなければいけません。

成しえたかどうかは腹気鍼診断穴下脘・中脘で確かめることができるのだから素晴らしい。つまり瀉法処理後はその邪がなくなっているのです。

予後

その場で微熱は明らかに下がり、咳き込みも減り、ニコニコと待っている間マンガに熱中していた。12時間から24時間後には回復しているだろうと思う。なぜなら治療後の脈状が「良脉」に近づいたからである。

    

続く

「子午鍼法講習会」のお知らせ

 

11月23日と12月23日、「子午鍼法」の講習会を大阪にて開催いたします。

 

詳しくは こちら をご覧くださいませ。


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