子午鍼法講習会in森ノ宮ホールの報告(12/23)

参加者 8名

初めての方が4名、遠く埼玉県から参加者もいらっしゃいました。

基礎講義:葛野玄庵

実技指導:葛野玄庵・柏倉康浩が担当

 

講義内容

理論・基本手技・基本脉診の講義

実技は2人組になりお互いの脉状診断をして浮・沈・虚・実の診断練習

脉締の診断練習

鍼の持って生き方・刺し手、押手、密着充実などの基本手技の練習

そしてそれぞれの病症、張り、凝りに対する実践練習

それなりに脉状の変化が捉えることができるようになった。あとは子午流中時刻図の子午拮抗経絡を暗記し実践するだけである。参考エントリー「基本は超シンプル〜子午流注時刻図

授業後半に葛野玄庵が2人の参加者に気鍼医術を披露した。子午診断・腹気鍼診断・奇経診断そして本治法の治療を実践した。

症例:1

「右腰から右背中肩までの痛み重み不快感」 30代 女性

右腰の痛みという主訴から「肺―膀」と診て、左魚際に金10番を当てたが脈が開く。右腰にしては背中・肩に重みと痛みが発生するという。動作痛よりも自発痛的な主訴が多い。ということは、単純に腰痛などとは思いこんではいけない。案の定、右の心経通里穴で脉の締まりを捉えた。結果的には脾虚腎肝実証みぎからがでてしまったが、座位のまま本治法まで治療をやり終えてしまった。「右腰背中も肩もとても楽になりました」という声を聴いて終了。結論、右腰の痛みは「腎の石」による痛み症候群であろうと説明した。レントゲンを撮ったわけでもないが、本人は「以前から潜血反応がよく出ていて気になってましたが、石だったとは思いもよりませんでした」とのこと。

症例:2

20代 女性 柔道整復師

「主訴:1週間前から風邪気味で、微熱が出たりひいたり。今日も気分が悪く喉に不快感がある」

【脈状】

やや数脈にして躁を帯びている

【腹気鍼診断】

膻中・右期門が脉締。中脘・気海が革を帯びている。まだ風邪が残っていて微熱が出ている。

【奇経診断】

左陥谷―左後谿

【証】    

心包虚肺腎実証右から経金穴使用

じっくりと補いをかけたら脉状は落ち着いて平脉に近づいた。背中軽擦を加えて終了したら「頭がすっきりしました」という感想。

 

子午鍼法講座ではあったが、気鍼医術の特徴である「難経69難の本治法」を披露することになってしまった。しかし子午鍼法が最終目標である「難経69難の本治法の証立て」に不可欠であることをわかっていただけたかと思う。

 

以上報告まで

 

開催済み講座アーカイブは こちら になります。

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