主張「脉を診ずして何が鍼灸医術か!」

経絡治療の大家の臨床動画を見て愕然とした。なぜなら、治療途中、そして終了時に脉診をしていないのである。なんということだろう。名人になればそんなものなのか。

 

鍼灸医術における診断法は「望・聞・問・切」につきる。中でも「切診」のひとつ「脉診」は、臨床における要である。それが治療終了時に脉を診ないで、何が経絡治療か、と思ってしまう。

  • 治療に入るときの脉診
  • 一鍼一穴の効果判定の脉診
  • 治療終了時、良脉確認のための脉診

私は臨床におけるすべての場面で脉診をしながら治療をするが、常に次のような考えで行っている。拙著「気鍼医術」にも書いていることだが紹介する。

「脉締(みゃくてい)を得る」とは

広がった脉状が細く縮まり、堅い脉状が、柔らかくなり、躁がしい脉状が、静かになり脉が締まる」と定義している。すなわち治療成功の目標となる。

「良脉(りょうみゃく)」とは

病苦を除去するための自然治癒力が、高まった脉状をと言い「中脉(ちゅうみゃく)よりやや下に在り、細く締まり、艶と和緩と、時季脉(じきみゃく)を帯び、滑らか、且つ、律動的な脉状」と定義している。

換言するに、「良脉(りょうみゃく)」とは「胃の氣」が充実した脉であり、力強い「生命力」そのものをあらわしている。この生命力を最高に高めることが、「氣鍼医術」の最大の目標である。

「ヘルペスウイルスがかみついた三叉神経痛の激痛」患者さんその後の報告

さすが症状がひどかったので気になり、こちらから電話してみた。「先生おかげさまであれから痛み止めも飲まずにやれてます。全く大丈夫です。またよろしくお願いします」という返事でした。

「体調というのは変化するので、何もないうちにまた治療しましょう」で電話を切った。以上その後でした。

 最後までお読みくださりありがとうございます

にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ  

↑クリックしていただけると励みになります