子午鍼法・奇経鍼法連動診断法の講習会を開催いたしました

数あるブログの中から、当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。8月27日に子午鍼法・奇経鍼法連動診断法の講習会を開催いたしましたので、本日はその報告をさせていただきます。テキストは当サイト管理人が担当いたします。

 

開催日:2017/08/27 

開催場所:森ノ宮ホール

講師:葛野玄庵・中村泰山

氣鍼医術の特徴、それは即効力・再現力・治癒力の3つを同時実現していることですが、即効力の部分を最も担っているのが子午鍼法といえるでしょう。痛みがその場で消失する、動かなかったものがその場で動くようになる、あまりの即効性ゆえに、それが実にシンプルな理論によって成り立っているということがかえってご理解していただきにくいのかもしれません。参考エントリー:基本は超シンプル:子午流注時刻図

氣鍼医術のもうひとつの大きな特徴、それは診断=治療となっていることです。子午鍼法ならば左右の虚実を判定しますが、虚した経絡が明らかになった時点で補いがなされています。それは脉診をしている方ではないほうの手で押し手がなされているためです。理論はシンプルな子午鍼法ですが、効果のほどを左右するのはいかに確実に押し手がなされているかどうか、です。

右手で脉診、左手は押し手

脉診の経験が少ない受講者の方には、まずは脉状について、そして脉締とはなにか、ということをご理解いただきました。従来の六部定位脉診は脈差診であり、氣鍼医術は脉状診です。判断の難しい脈差診と比べ、脉状診は脈の変化が如実にわかります。経験の少ない方でもその変化はすぐに感じていただけるようになりました。

午前の子午鍼法の講義では、左右の虚実を判定するところまで行いました。午後は午前に扱った部位を奇経鍼法で治療しましたが、昼食を挟んだために虚実が反転してしまっているケースもありました(胃が実してしまったため)。

氣鍼医術の奇経鍼法と従来の奇経治療との相違点、それは独自の平鍼(非刺入鍼)を使用していることです。皮膚を破らないので補瀉(主穴・従穴)が逆転します。

 

奇経鍼法そのものは単独の治療法ですが、それを主観的な診断法である子午鍼法などと連動させることで、客観的な整合性を持たせることができ、難経69難本治法の証立てがより正確になるのです。

症例ブログにはN、Sという記述が多くでてきますが、平鍼のN極、S極を意味します。平鍼の強力な磁力は短時間での治療を可能にし、NSを逆にすることによって症状がたやすく悪化するという例も体験していただきました。

子午鍼法により虚した経絡を見つけて、奇経鍼法で実している経絡を定める、そこから陰経への補瀉である難経69難本治法の証を立てることができます。これが子午と奇経の連動です。

サイト管理人は鍼灸門外漢の素人ですが、講義を聞かせていただいて証をたてることができるようになりました!これには感激しました!もちろん脉診ができないことには治療ができるはずもありませんが、経験のない素人にも理解できる、というのが氣鍼医術の再現力の証拠ですね。

即効力、再現力、治癒力の3つを同時実現した氣鍼医術、ぜひともみなさまの治療に役立てていただきたく存じます。

氣鍼医術臨床講座、普通部は毎月第1日曜(漢医堂三ノ宮分院にて)、研究部は第2日曜(兵庫県民会館にて)、補講は第4土曜日(漢医堂三ノ宮分院にて)に開催しております。見学も受け付けておりますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

開催済講座アーカイブは こちら になります。

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