氣鍼医術臨床講座研究部の平成29年度第5回目を開催いたしました

数あるブログの中から、当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。

氣鍼医術臨床講座研究部の平成29年度第5回目を開催いたしましたので、本日はその報告をさせていただきます。テキストは当サイト管理人(鍼灸ど素人)が担当いたします。

 

開催日:2017/10/22

開催場所:兵庫県民会館

講師:葛野玄庵

経絡治療家の先生方には不思議でもなんでもないことでしょうけれど、患部に一切触れずに治療してしまうというのは患者にとってはまさに魔法のようです。

 

鍼とは効果の高いもので、素人でもツボに刺せばそれなりに症状は改善するとのこと。ツボの場所と効用がわかっていればいい。ツボを押せば気持ちがいいように、患部に刺鍼すればある程度の痛みや症状は時をおかずして軽減されることでしょう。

 

ツボ療法的な施鍼では効果がないものについてこそ、経絡治療、氣鍼医術の出番です。

 

氣鍼医術では症状に対して督脈にアプローチすることが多いです。

 

たとえば弾発指、なぜ背中をさわって指が治るのか。もちろんこれは経絡のなせるわざですが、西洋医学的な治療をなさっている方にはデルマトームといえば納得していただけるでしょうか。

 

督脈の圧痛点を探し、そこに氣鍼や絹糸(艾を絹糸のように細くよったもの)灸をする、氣鍼医術ではお馴染みの光景です。


門前の小僧聴講メモ

  • 患者の体の負担を思えば、1穴で治せるにこしたことはない
  • だいたいの座骨神経痛はほぼ子午鍼法で除去できる

↑ 子午診断の実習中、画像:3の時点で押し手をより密着充実させるように、という指示がなされ、画像:4となりました。押し手によって脈の締まり具合がまったく変わってきます。

↑ 奇経診断、同側である程度の脈締が得られたとしても、交差の場合も念のために確認してみる。交差のほうがより脈締を得られる可能性もあるため。もっとも脈が締まる場所を探す、というのは子午も奇経も同じです。その手間暇を惜しまないこと。

肩こりなどが主訴の患者、悪い箇所が肩だけのはずがない。試しに前屈をしていただいて腰の張りがあったとしても、それを腰痛だとは思っていない。肩にばかりアプローチしていては上半身と下半身のバランスが悪くなるので、腰の圧痛点に一穴で対処する。

デルマトームの深刺しには注意が必要。色白で血圧の低い人などには刺激が強すぎるので、まずは氣鍼でアプローチする。鍼の刺入は後方検脈で深さを確認しつつ行うこと。

症例報告


中村泰山先生より、原因不明の側頸部痛を訴えた患者の報告がありました。

子午診断後の背候診で腎臓の腫れがみられ、奇経診断が左外関ー左臨涙となったことから、脾虚腎肝実証右から合合原経という証が導き出されました。

氣鍼医術臨床講座、普通部は毎月第1日曜(漢医堂三宮分院にて)、研究部は毎月第2日曜(兵庫県民会館にて)に開催しております。見学も受け付けておりますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

開催済講座アーカイブは こちら になります。

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