氣鍼医術臨床講座補講の平成29年度第5回目を開催いたしました

数あるブログの中から、当「氣鍼医術症例ブログ」をご訪問いただきありがとうございます。

毎月第4土曜日は受講生・既卒生を対象とした補講です。平成29年度第5回目を開催いたしましたので、本日はそのご報告をさせていただきます。テキストは当サイト管理人(鍼灸ど素人)が担当いたします。

開催日:2017/10/28 

開催場所:漢医堂三ノ宮分院

講師:葛野玄庵・中村泰山

2週続けて台風にたたられ、欠席者の多い講座となりましたが、人数が少ない分、細やかな指導となりました。実技の様子もいつも以上に細部を撮影することができましたので、ご参考になるものが多いと思われます。ご高覧いただければ幸いです。

管理人は鍼灸素人。わからないことだらけで当然なのですが、わからないことの最たるもの、何が氣鍼医術ならではのことで、何が鍼灸一般的なものなのか、ということです。

※子午診断の様子

氣鍼医術は、今まで主に六部定位脉診に頼っていた経絡治療における証の決定を、<子午鍼法><奇経鍼法><腹氣鍼診断>といった複数の診断術を駆使することで、より正確かつ誰にでも行えるよう改良を重ねたものです。診断の要となる、これこそがまさに氣鍼医術にしかないもの、それが「脉締(みゃくてい)」という概念です。

 

私はこれが氣鍼医術ならではのものであることを知らず、ブログを読まれる鍼灸関係者の方々には既知のものであろうと、当たり前のように脉締という単語を使っていました。

 

脈診が初めての方はもちろんのこと、経験のある方にとっても実際に脉締しているという状態はなかなかわかっていただけないようでした。

 

参考エントリー:氣鍼医術用語解説「脉締を得る」とは、「良脈」とは

氣鍼医術ならではの診断術に、腹氣鍼診断があります。これは腹部の診断五穴に順番に鍼をあて、検脉し、脉締を得ることで本治法の証に導くものです。葛野玄庵が独自に開発した画期的な診断方法です。

腹氣鍼診断は、診断5穴を憶えるだけでいいのですよ!私にもできそうな気がします!!もちろん、脈診ができないことには話になりませんが。腹氣鍼診断においても、目指すものは脉締です。

当サイトを作るにあたり、氣鍼医術鍼術指南極意を参考にさせていただきました。素人ですのでわからない単語だらけでしたが、どうにも理解できなかったもの、それが氣鍼医術の5つの特徴のひとつであるとされている、後方標治深度検脈(中井式)だったのです。背後から脈をみる、それの何が特別なのかがわからなかったのです。背中に左手で鍼を刺すなら(押し手をする、といったほうが的確なのかもしれませんね)、右手を前に伸ばして脈を診るのは当然至極だろう、と。この姿勢の何が特別なのか?とわかりませんでした。

恥ずかしながら、その特別さがわかったのはつい最近のことです。私は経絡治療は氣鍼医術しか体験したことがなかったので、その独自さがわかっていなかったのです。よそを見て初めてわかりました。

 

乱暴にまとめますと、脈診の頻度がよそとは比較にならず多いのです。片手で押し手をしているなら、もう片方の手は必ずといっていいくらい脈に触れています。

 

背中、督脈に沿って鍼をすすめていくなら、上から下までの行程、その間一回も検脈をしなかったら、どの鍼が効いたのかがわかりません。逆に、ふさわしくない選穴であったとしたら、症状を悪化させてしまいます。背中を触り終えてからの検脈では遅いのです。

 

押し手の1穴1穴に対して検脈する、そのための後方標治深度検脈である、と理解しました。

 

脉を見ずして何が脉診か、というのは福島弘道先生のお言葉でしたでしょうか。

即効力・再現力・治癒力の3つを同時実現する氣鍼医術、みなさまの治療に、どうぞお役立てくださいますように。

氣鍼医術臨床講座、普通部は毎月第1日曜(漢医堂三ノ宮分院にて)、研究部は第2日曜(兵庫県民会館にて)、補講は第4土曜日(漢医堂三ノ宮分院にて)に開催しております。見学も受け付けておりますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

開催済講座アーカイブは こちら になります。

 最後までお読みくださりありがとうございます

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